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三浦豪太さん

アウトドアの力を信じて

Gota Miura三浦ファミリー。豪太氏の父である三浦雄一郎氏をはじめ、ギネスやオリンピックの記録と共に華々しく語られる言わずと知れた登山家、そしてスキーヤー一家だ。
三浦家の次男である豪太氏は、世界最年少11歳でアフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ(5895m)を登頂。小学校時代から数々の海外遠征を経て、フリースタイルスキーやモーグルでオリンピックを舞台に活躍。世界最高峰エベレスト(8848m)へは2度登頂している。

みらいの森の副理事ジェンセンが豪太氏の元を訪れたのは2015年春。アウトドアの力を誰よりも知る豪太氏に、ご挨拶を兼ねてアドバイスを請うために面会の約束を取り付けた。ジェンセンの口から児童養護施設を取り巻く問題、みらいの森のミッション、児童養護施設や社会的養護を取り巻く課題や子どもたちの複雑な事情を説明するうちに、豪太氏の想いが言葉になってあふれた。

「今年のみらいの森キャンプを見学したい」

過密スケジュールの合間を縫って埼玉県秩父市で行われたみらいの森サマーキャンプへ1泊2日で参加してくれた。

彼がこのキャンプで見たのは、明るく勢いのあるスタッフ、ゲームのように工夫された炊事や掃除の時間、そして、身の回りにあふれる英語を楽しく使うチャンス。子どもたちから親しみを込めて「変なおじさん」とあだ名が付けられた豪太氏。彼の人柄が子どもたちとの距離を縮めていった。

森の中で目隠しをして目当ての木を探すゲーム「Meet a tree」では、リーダー実習生としてキャンプ運営を手伝う高校生とチームを組んだ。目隠しのまま歩くので、チームメイトを信頼することが前提となるが、豪太氏のフレンドリーさを逆手にとった高校生が、何倍にもコースを難しく工夫して豪太氏をひっかける場面も。

夕食後には、豪太氏にエベレストでの体験を伝えてもらう時間を設けた。子どもたちは熱心に耳を傾け、実際の山の上で歩くスピードがデモンストレーションされた時には、まるでエベレストが目の前にあるかのようにみんなも息を飲んだ。

次の日は朝から1日かけたハイキング。英語のフレーズを一緒に楽しく使う豪太氏に、子どもたちもすっかり打ち解けた様子。道中では森のくまさんの替え歌を歌うなど、子どもたちだけでなくスタッフへも笑顔を提供。荷物が重いと足が進まない低学年の子どもたちを明るく励まして背中を押してくれた。

ポジティブなロールモデルとの関わりが限られている児童養護施設の子どもたちだが、豪太氏との関わりは、彼らにすばらしい影響をもたらしていた。子どもたちにとって、人生をかけて何かに取り組む、熱い想いの大切さを知るきっかけとなったことが確信できた。

みらいの森キャンプ訪問を終えて:

「みらいの森キャンプを見に、僕が埼玉にある野外センターについた時、子どもたちはキャッチボールをしたり、フリスビーをしたりとそれぞれ遊んでいた。聞いてみると彼らは今、ちょうどダッチオーブンに火を掛けたばかりで食事ができあがるまで遊んでいると言う。

しばらくすると昼食の号令がかかる。すべて英語だ。ここのリーダーはすべて英語を流暢に話す事ができる。盛り上げ方も陽気で楽しくて、まるでアメリカの子ども向け番組『セサミストリート』の中にでもいるようだ。

僕たちは子どもたちにとって突然の来訪者。できたてのダッチのオーブンで焼かれた鶏はとてもおいしいが、子どもたちは僕たちとどう接していいのか分からないようだ。僕たちも、施設の子どもたちであるということで、まだ彼らとの距離を計り兼ねていた。

しかし、そこはイングリッシュキャンプ!リーダーたちは半ば強引に僕たちをアクテビティーの中に取り入れてくれた。森の中のゲームや夜のゲーム。そんな事をしているうちに僕にはいつの間にか「変なおじさん」というあだ名が付いていた。

翌日のハイキング。みんなで山を登り歌や山の話しをしているうちに、もう何日も一緒に過ごしているかの様な気持ちになる。僕たちの視察はそこで終わり、後ろ髪を引かれながらその場を後にした時、彼らともっと一緒に過ごしたい気持ちでいっぱいになった。」

P1750317これまで児童養護施設や社会的養護と直接関わる経験がなかった豪太氏だが、自然の力、アウトドアが持つ可能性を信じる仲間として、「アウトドアを通じてそれが彼らの思い出や経験になるのなら、これからも一緒に携わりたいと思った。」とうれしいコメントをよせてくださった。

みらいの森は、熱い想いのあふれるアンバサダー豪太氏を歓迎いたします。

 

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