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みらいの森最新の活動について

サポーターの皆さま、

皆さまと、大切なご家族の皆さまが、健康に過ごされていることを、スタッフ一同願っております。先の見えない困難な状況ではありますが、みらいの森ならではの方法で、児童養護施設に暮らす子どもたちの支援を続けており、今回は最新の活動のご報告をさせていただきます。
 
現在、アウトドアを舞台に一緒に活動することはできませんが、子どもたちの自主性を育み、生きる力を身につけてもらいたいという私たちのミッションに変わりはありません。子どもたちや職員さんのこころと体の健康を第一に考えながら、新しい支援方法の試みを始めました。
 
3月より、みらいの森では、施設の職員のみなさまとの密な聞き取りを通し、随時子どもたちが置かれている状況とニーズを把握しようと努めております。各施設や子どもたちの状況はもちろんそれぞれ異なりますが、多くの職員さんが、外出自粛及び休校により高まる子どもたちのストレス、また、体験が乏しくなることによる自尊感情も低下など、長期的な悪影響を心配されています。
 
このようなニーズに応え、また、ただでさえ限られた学びの機会の中で、自立への準備を進めていかなければいけない子どもたちのために、みらいの森は、日常の学びの幅を広げ、遊びながら体験の機会を提供し続けられるような教材を作り上げ、お届けすることにしました。ご縁のある関東圏の施設にお送りするこの「みらいの森アクティビティキット」には、キャンプスタッフやボランティアからのビデオメッセージ、施設の環境に合わせて改良されたキャンプアクティビティのセットなどが含まれています。

お届けするアクテビティに、子どもたちに継続して取り組んでもらうことにより、不規則になりがちな子どもたちの日常生活の1つのリズムとし、彼らの興味を広げ、外の世界との繋がりを継続することを狙いとしています。また、多忙な職員さんの負担にならないよう、子どもたちが主導し、主体的に取り組めるような工夫が盛り込まれています。
 
サマーキャンプや週末プログラム、リーダー実習プログラムについては、現時点では延期としており、今後も日本政府や関連機関からの最新情報や助言に従いながら、参加者の安全を確保できるようになってからの再開を予定しております。
 
サポーターの皆さまの温かいご支援があってこそ、私たちの活動や想いを子どもたちに届けることができています。皆さまの貴重なご支援やご寄付に、改めまして御礼申し上げます。前例なきこの状況を、1人1人が力を合わせ、共に最善を尽くし乗り越えていけるよう、私たちも努力してまいります。もしご質問やご意見がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。

温かいお言葉や励ましのメッセージに感謝すると共に、皆さまの健康をお祈りしております。

認定NPO みらいの森
エグゼクティブ・ディレクター
岡 こずえ