サマーキャンプ

2021年サマープログラムレポート

場所:東京都・千葉県

参加者:キャンパー66名、リーダー実習生5名、引率職員さん20名、スタッフ6名

日付:2021年8月5, 9, 10, 11, 16, 17日 *全日日帰り

みらいの森では今夏も、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、従来の形でのサマープログラムを中止となりました。しかし、外出が制限され、夏休み中の貴重な体験学習の機会が失われてしまうとの懸念から、子どもたちのために何かできないかと施設からご相談があり、協議を重ねた結果、1施設ごとのプログラムへ変更して開催することにしました。また、子どもたちが公共交通機関を使っての長距離移動をせずに済むよう各施設の近隣の公園などで開催し、3施設を対象に6日間の日帰りプログラムを実施しました。

真夏の太陽が降り注ぐ中、公園を探検するゲームでは、チームで協力しながら様々なチャレンジに挑戦しました。木の高さを予想するチャレンジでは、各チーム工夫を凝らしながら、様々な方法で予想し、とても惜しいチームもいれば、見当違いな数字に辿り着いたチームもありました。

芝生の上で食べる美味しいお弁当を満喫した後のフリータイムでは、木登りやフリスビー、フラフープに鬼ごっこなど、自分が興味のある遊びを自ら選び、外遊びを全身で楽しんでいました。

午後のチームアクティビティでも、普段はリーダーには進んでならないキャンパーも、リーダーシップを発揮しチームを引っ張る場面や、普段はシャイな子がみんなの前で意見を発表できたりと、日常生活の中では見えない子どもたちの一面に、職員さんたちも嬉しそうでした。新型コロナウイルスの関係で、室内遊びや、固定されたメンバーでの生活が続く中、施設内だけでは得ることのできない体験と学びの場を提供することができました。

春から始まっているオンラインでのプログラムも折り混ぜた高校生プログラムには、小学校低学年の時からみらいの森プログラムに参加してくれている子も高校生として参加してくれて、新しい形で彼らの体験と学びを継続することができています。今回も、サポート役としての活躍に加え、目的・目標設定のワークショップを行い、自分にとって大切な事やそれを基にした目標などを立ててもらうことができました。

また、卒業生ネットワークも少しずつ構築しており、オンラインでのチェックインやイベント、対面でのサポートなどを行なっています。このように定期的にタッチポイントを持つことで、自立した彼らが困った時に気軽に相談できる相手、またリフレッシュできる居場所として活用してもらえることを目指しています。