自然・つながりプログラム

2022年11月自然つながりプログラム: きこりレポート

日付: 2022年11月5日(土)、6日(日)
場所: 東京都高尾
参加者: (2日間合計)キャンパー17名、引率職員6名、LIT6名、オラクルボランティアさま5名、エイブリィ・デニソン・ジャパンボランティアさま5名、みらいの森スタッフ&ボランティア8名

プログラムパートナー:森と踊るさま

ご協賛企業:オラクルさま(5日)・エイブリィ・デニソン・ジャパンさま(6日)

プログラム:

紅葉が少しずつ始まっている綺麗な高尾の森で、11月もきこりプログラムを大満喫してきました!

2017年からお世話になっているきこりプログラムでは、その時々によって、「健康な森」に必要な作業をお手伝いさせてもらっており、今まで、森の中の階段作りから沢のお手入れ、間伐する木の選別やしがらみ作りなど、様々なアクティビティを行ってきました。

子どもたちに、きこりのイメージを聞いてみると「木を切る」「切り株に座っている」「木を植えている」など様々でしたが、今回は全員で1本の木を切り倒し、その枝を切り落とすという作業をお手伝いさせていただきました。

約20mある木を倒すため、LITにはのこぎりで切り目を入れる役、キャンパーたちには倒したい方向に安全に倒れるようにロープを引っ張ってもらう役と分担し、みんなで木が倒れていく迫力のある瞬間を見ることができました。

温かい太陽を浴びながらお弁当ランチを食べたあとは、キャンパーたちにものこぎりを使ってもらい、木についていた枝を切り落としてもらいました。最初はのこぎりを怖がっていた子たちも、みるみるうちに上達し、あっという間に枝がなくなってしまいました。いい香りのするヒノキの木をぜひお土産に、というきこりのずーやんのお言葉に甘え、子どもたちはそれぞれ何をお土産にしたいか選び、自分で枝や丸太のスライスを切り出していました。

広い森の中で、それぞれが興味のあることに熱中できる午後の時間は、キャンパーだけでなく、ビッグキャンパーやスポンサーボランティアさんも、個性が表れる時間となりました。お土産の枝の皮剥きにはまる人、太い木をのこぎりで切ることに目を輝かせ、どんどん切り進んでいく人、野いちご収集に歩き回る子。森を様々な方法で満喫する素敵な1日となりました。

「ヒノキの枝の皮剥きが楽しかったです。お土産は、家に帰ったらもっと綺麗にして、お守りにして部屋に飾ろうと思います。」by キャンパー

「みんなで協力して木を倒したのが格好良かったです。大きな音がして、安全に倒すことができて良かったです」by キャンパー

「とても太い枝を頑張って切って、自分よりも何倍も大きい木をどんどん運び出していく小学2年生が、まさに小さなきこりのようで、とても印象的でした」by リーダー実習生

「年輪を数えたら木の年齢がわかる、と聞いたことはあったけれど、実際に年輪を数えるのは初めてでした。私が数えたときは13歳だったけど、ずーやんが数えたら50歳でした!」by リーダー実習生

「いつも1つのことに集中するのが苦手な子が、のこぎりで木を切ることにはまり、しっかり安全の話を聞いて、たくさん枝を切り落としていく姿が印象的でした。興味のあること、それを伸ばす環境が大事なんだと実感しました。」by 職員さん

「木をこる、寝かせるという言い方をすること、年輪のでき方、健康な森に必要なことなど、今まで知らなかった森のことをたくさん知ることができて興味深かったです」by ボランティアさん

ご協賛いただきましたボランティアのみなさま、森と踊るのみなさま、素敵な秋の体験をありがとうございました!