自然・つながりプログラム

2025年6月自然つながりプログラム:クラフトレポートwith オラクル

日付: 2025年6月21日
場所: 東京都御嶽
参加者:キャンパー25名、LIT3名、引率職員10名、みらいの森スタッフ13名、スポンサー10名
ご協賛企業:オラクル

今年の6月、みらいの森は美しい御岳渓谷に戻り、自然つながりプログラム実施しました。この時期は例年雨が多いのですが、今回は幸運にも晴天に恵まれ、クラフトをテーマにした一日を楽しむことができました。子どもたちはチームでも個人でも作品づくりに取り組み、新しく、わくわくするような形で自分自身を表現していました。当日は、4つの児童養護施設から約30名の子どもたちが参加。リピーターの参加者も多く見られましたが、クラフトに初挑戦する子もいて、初々しい姿が印象的でした。今回のプログラムを支えてくださったのは、スポンサーであるオラクル様。ご支援だけでなく、当日は10名のボランティア社員の方々も一緒に御岳に足を運んでくださいました。

最初はオリエンテーションからスタート。異なる施設・年齢の子どもたちに加え、オラクルのボランティアやみらいの森のスタッフも含めて、混合チームを編成しました。自己紹介のあと、子どもたちが中心となって、その日一日使う自然をテーマにしたチーム名を考えました。チームの絆を深めるために、クラフトをテーマにしたクイズにも挑戦。アートやクラフトで使われる道具や、世界中で見られるさまざまなクラフト文化について楽しく学びました

そして、最初の創作活動「ネイチャーアート」へ。スコットランドの自然素材を使って幻想的な作品を生み出すアーティストにインスパイアされたこのアクティビティでは、「自然や命あるものを大切にする」という尊重の価値観のもと、枝、落ち葉、わら、木の実、小石など、自然の中に落ちている素材を使って作品をつくりました。例えば、色とりどりの葉っぱと枝、石を使った焚き火を表現した作品や、木の枝で体を、わらでたてがみを、石で足を表現した立体的な馬など、各チームが独自のアイデアでアートを完成させました。

午前の活動のあとは、多摩川を臨む景色の中でランチタイム。青空の下、ゆったりとしたひとときを過ごしました。

午後は屋内に移動して、個人クラフトの時間。会場にはウッドチップ、毛糸、ビーズ、マーカー、リボン、木製のアルファベットや数字など、さまざまなクラフト素材が用意されており、子どもたちは自由にそれらを使って創作を楽しみました。名前のアルファベットを使って名札をつくったり、自分の部屋に飾る看板やプレゼントをつくったりと、思い思いのアイテムが完成しました。

最後は「ふりかえり」の時間。自分が作った作品についての感想や、チームでの活動を通して感じたことを一人ひとりが共有しました。こうした振り返りは、みらいの森のプログラムにおいてとても大切にしている時間であり、自分自身を見つめ、成長する力を育む機会となっています。

今回のプログラムを実現させてくださったオラクル様に心より感謝申し上げます。ご支援だけでなく、当日一緒に参加してくださったボランティアの皆様が、子どもたちと一緒に作品を作り、交流する様子は、まさに「支援の力」が目に見える瞬間でした。

改めまして、オラクルの皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで、子どもたちにとって忘れられない思い出と成長の機会が生まれました。

ネイチャーアートでは、チームで馬をつくりました。これは私のアイデアでした!体にちょうどいい形の枝を見つけて、たてがみにはわらを使いました。他のチームが使ってなかったので、ちょっと誇らしかったです。」by キャンパー、小学2年生

「木のアルファベットを使って、自分の名前の名札を英語でつくりました。とてもきれいにできたので、これからみらいの森に来るたびに使いたいです。」by キャンパー、小学6年生

「木工クラフトは初めてだったけど、道具を使って自分の思い通りの形を作るのが楽しかったです。」by キャンパー、小学2年生

「自分の部屋に飾るお守りをつくりました。学校をがんばろうって思えるように作りました。」by キャンパー、小学4年生

「キャンプスタッフの人にリボンとビーズとつまようじを使ったお花の作り方を教えてもらいました。最初はむずかしかったけど、ちゃんと完成させられてうれしかったです。」by キャンパー、小学3年生

「久しぶりの参加でしたが、子どもたちは雰囲気を楽しんでいて、みらいの森のスタッフと再会できたことをとても喜んでいました。クラフトを通して他の施設の子どもたちとも関わりながら、自分らしさを表現している姿が印象的でした。」by 引率職員さん