自然・つながりプログラム
2025年5月自然つながりプログラム:きこりレポート with モルガン・スタンレー
日付:2025年5月24日(土)
場所:東京都高尾
参加者:キャンパー15名、LIT2名、引率職員4名、みらいの森スタッフ12名、スポンサーさん13名
ご協賛企業:モルガン・スタンレー
今年初のきこり自然つながりプログラムが土曜日に開催されました。きこりはみらいの森の定番プログラムとなっており、参加者が袖をまくって森の中で本格的なきこり体験に挑む機会となっています。今回は、長年にわたりご支援いただいているスポンサーのモルガン・スタンレーの皆さまと一緒に高尾の森で活動を行いました。今年は13名のボランティアが参加してくださり、中には過去に参加したキャンパーとの再会を楽しんでいた方々も多々いらっしゃいました。
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朝はオリエンテーションからスタート。参加者は、異なる施設や年齢の子どもたちと、多様な大人のロールモデルが混ざったチームに分かれました。これは、参加者全員がコンフォートゾーンを超えることを目的としたチーム編成です。リピーターのキャンパーも多く、自信を持ってチームリーダーに立候補し、ユニークなチームネームも自ら考えてくれました。
その後、長年のパートナーである森と踊るの皆さんが、今回のミッションを発表。「生きている木がしっかり育つように、森の中の古木やツルを取り除き、新しい道の基礎をつくる」という内容です。のこぎりやはさみなどの道具を手に、チームごとに何年も手つかずだった森のエリアに足を踏み入れました。キャンパーたちは、急な坂を登ったり、密集した場所に分け入ったり、古木を切ったりツルを取り除いたりと、最初から勇気をもって作業に取り組みました。
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クをするグループもいれば、のんびり過ごす人たちもいました。それぞれのスタイルで森のランチを満喫しながら、チームを越えた交流も生まれました。午前中のチャレンジを振り返る楽しいひとときです。
午後はさらに作業が本格化。チームは再び森の奥へと入り、実際に広いスペースができていく様子を見ることで、達成感を味わうことができました。キャンパーたちは一日を通してRespect(尊重)の姿勢を示し、生きている植物をむやみに切らないよう注意し、森が動物たちの住処であることも意識して行動していました。
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最後は、みらいの森の伝統であるリフレクションタイムで1日を締めくくりました。キャンパーもボランティアも、それぞれが「うまくいったこと」「学んだこと」「次に活かしたいこと」などを分かち合い、自分自身とチームの成長を実感する時間となりました。帰る前には、モルガン・スタンレーからの素敵なおやつをみんなでいただきました。
モルガン・スタンレーの皆さま、自然を通じて子どもたちに力を与えるこの活動を、今年も一緒に支えてくださり本当にありがとうございました。
「登山道に大きな木が倒れていて、みんなが通りやすくなるように動かしたいと思いました。仲間を呼んで、一緒に木を頑張ってのこぎりで切ってどかしました。幹がとても太くて大変だったけど、やり遂げたことが本当にうれしいです。」by LIT
「子どもたちのことを忘れるくらい、きこりのアクティビティに熱中しました。帰りの電車や家に帰ってから、それぞれの思い出をシェアするのが楽しみです。」by 職員さん
「みらいの森に来るのも、木の幹を切るのも初めてでした。たくさん切ることができたので、次はもっと難しいのにもチャレンジしたいです!」by キャンパー、小学1年生
「道具がちょっと怖くて午前中は使わなかったけど、午後にはチャレンジして、はさみでツルを切ることができました!」by キャンパー、小学3年生
「チームのキャンパーたちがとても森に対して丁寧だったのが印象的でした。切る前に“本当に枯れてる?“これ切って大丈夫?”と周りに確認しながら、ちゃんと生きている木を守ろうとしていました。」by キャンプスタッフ
「みらいの森とは長年パートナーシップを組んでいますが、今回は自分でもまだ手を入れたことのない場所に子どもたちを連れて行ってみました。子どもたちの成果には本当に驚かされ、自分自身も助けられました。あの作業を一人でやっていたら、ずっと時間がかかっていたと思います!」by プログラムパートナー