卒業生プログラム
2025年5月&6月卒業生プログラムレポート
5月と6月は、みらいの森が長年にわたってご縁を深めてきた大切なスポンサー、KIWL(Knights in White Lycra) と モルガン・スタンレー の皆さまと、心に残る素敵な時間を過ごすことができました。
5月のハイライトは、毎年恒例となっているKIWLチャリティライド。今年は石川県での開催となり、卒業生たちは泊まり組と日帰り組に分かれて「プチ旅行」をプロジェクト形式で企画・実行しました。事前にチームごとで計画を練り、移動手段や時間配分、観光地の選定から食事の内容まで、全員が責任をもって取り組みました。まさに「自分で考えて動く」経験となり、旅の中にもたくさんの学びが詰まっていました。
そして今回の目玉となったのは、卒業生それぞれがみらいの森での経験や、これからの目標をスピーチ。英語にチャレンジしたり、ジョークや問いかけを交えて話す姿が印象的でした。中でも、社会人2年目で最年長の卒業生が英語でのスピーチをメモなしで披露し、スポンサーの皆さんと自然なコミュニケーションを取っている様子は、他の卒業生にも良い刺激となりました。
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「スピーチを聞いている皆さんがリアクションしてくれると、とても話しやすかったです。僕らのことを応援したいと思ってくれる人たちが、こんなにもたくさんいるんだと感じられて嬉しかったし、感謝の気持ちでいっぱいになる素敵な機会でした!」by 卒業生
「石川プロジェクトも、KIWLの皆さんとの交流も、スピーチもすべてが楽しく、自分の成長を強く感じました!温泉でのリラックスタイムも最高でした」by 卒業生
「今回のスピーチ準備では、内容そのものだけでなく、日程調整の仕方やZoomやGoogleドキュメントの共有といったやり取りの中にも、卒業生たちの確かな成長を感じることができました。もちろん個人差はありますが、それぞれが学生や社会人としてのスキルを身につけ、実際に活用している姿に触れられたことが、とても嬉しかったです。」by プログラムスタッフ
6月は、モルガン・スタンレーとの取り組みが盛りだくさんの1か月でした。まず行われたのは、実際に企業で働く方々と直接交流できるメンタリングセッション。卒業生たちはそれぞれが事前に質問を準備し、経験と知恵のあるモルガン・スタンレーの皆さんにキャリアパスや働き方の考え方についてのアドバイスを積極的に聞いて学ぶ機会となりました。
さらに、モルガン・スタンレーの社員の皆さんとともに児童養護施設を訪問。久しぶりにキャンパーたちと再会し、笑顔あふれるあたたかな時間を過ごしました。
「久々にキャンパーの子たちに会い、元気な姿が見れて嬉しかったです!次に会うのはサマーキャンプですが、まだ会えていない子たちにも会えたら嬉しいです。」by 卒業生
6月の締めくくりには、モルガン・スタンレーで第4回目となるAwareness Talkを開催。卒業生2名と元施設職員の方が登壇し、それぞれの視点から児童養護施設での暮らしや、みらいの森での経験、成長のプロセスについて語りました。参加した社員の皆さんからも多くの共感や質問が寄せられ、「数字」ではなく「ストーリー」としてのつながりを深める大切な機会となりました。
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この2か月間、卒業生たちは「伝える」「対話する」「学ぶ」ことを通じて、自分自身としっかり向き合う貴重な機会を重ねてきました。
誰かに思いを伝えることの難しさと喜び、対話の中で得られる気づきと、自信を育てるプロセス。そこには、みらいの森を通じて出会ってきたたくさんの大人たちの支えと応援の存在がありました。
いつも支えてくださる皆さまへ、改めて感謝を申し上げます。引き続き、みらいの森の仲間たちをあたたかく見守っていただけたら嬉しいです。