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みらいの森最新の活動について #2

サポーターの皆さま、

みなさまと、大切なご家族のみなさまが、健康に過ごされていることを、スタッフ一同願っております。先日のご報告に続き、みらいの森の最新の活動についてご報告をさせていただきます。
 
登校日や分散登校が少しずつ始まった地域もありますが、休校のため、児童養護施設の敷地内で過ごす時間が格段に増えた生活が始まり、2ヶ月が経ちました。職員のみなさまは、子どもたちが安心して生活できる環境を整えつつ、自分たちの職員会議の時間や普段の事務作業を行う時間の確保に試行錯誤されているそうです。また、マスク不足が続き、学校に通うために義務化されたマスクを職員の方々が手作りで子どもたち全員分を用意しなければならないと仰る施設もあり、パートナーのKEENさまよりご寄贈いただいた洗濯可能なマスクを、みらいの森を通して施設にお届けし、子どもたち、職員さんともに一緒にご活用していただいています。
 
施設で行う予定だった様々な課外活動も自粛する中、同じメンバーで、かつ限られた環境で過ごす時間が多いと、子どもたちのストレスが増えるだけでなく、遊びの幅が狭くなり、体験が乏しくなるとの懸念から考案したみらいの森アクティビティキットも、すでに第3弾目をお送りすることができました。英語に興味を持っている子どもたちが、キャンプで使える英語をゲーム感覚で学べる英語教材、いつもと同じ自然を違った視点で観察しながら新たな発見ができるネイチャービンゴ、調理に興味を持つ子どもたちが挑戦できるキャンプの食事のレシピなど、施設内でいながらも非日常で、かつ考察力や行動力を、楽しみながら養えるような内容となっています。
 
実際に活用いただいた施設のみなさまから、このような嬉しい声が届きました。 

  • 「休校や活動自粛が続く中、家の中でわいわい取り組めるアクティビティキットはとても良い気分転換になります。」 -職員さん
  • 「楽しい歌をありがとうございます。私は英語を話したり、歌うことが大好きなので、とってもいい機会になりました。また、皆で楽しむことができるキットなので、良いコミュニケーションの場になりました。素敵なチャレンジを本当にありがとうございました。」 -中学生キャンパー
  • 「懐かしのスタッフが映っている映像を見て元気がでました。またこのプロジェクトをしてくれると嬉しいです!」 -小学生キャンパー
  • 「アクティビティきっっとでいっぱいあそんだよ。うたうたったよ!」 -小学生キャンパー
  • 「アクティビティキットたのしかったよ。またあいたいです。」 -小学生キャンパー

また、アウトドア気分をさらに味わってもらおうと、「キャンプ体験セット」のレンタルも始めました。テントや寝袋、クッカーなどを使い、施設内の中庭や運動場でキャンプ体験をすることができます。仲間と協力して活動する必要があるキャンプ体験は、自主性や創造力を育み、リピーターの子どもたちがリーダーシップを発揮する絶好の機会となることでしょう。
 
改めまして、私たちの取り組みにご賛同いただき、多大なご支援をいただきましたコールマンジャパンさま、KEENさま、イングリッシュアドベンチャーのみなさま、またボランティアとしてご協力いただいている全てのみなさまに感謝申し上げます。

私たちの取り組みが、子どもたちや職員さんのこころと体の健康をサポートするきっかけとなればと願いつつ、またアウトドアで駆け回れる日を楽しみに、今後も尽力してまいります。みなさまも、どうぞくれぐれもご自愛ください。

認定NPO みらいの森
エグゼクティブ・ディレクター
岡 こずえ

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ご協力いただいているみなさま(順不同)
コールマンジャパンさま:テント、寝袋、スリピーングバッグなどのご寄贈
キーン・ジャパンさま:マスクのご寄贈
イングリッシュアドベンチャーさま:Berlitz共同開発英語教材のご寄贈
・青木賢さま:ビデオ編集のプロボノご協力