卒業生プログラム

2022年6月卒業生プログラムレポート

みらいの森の卒業生プログラムは、卒業生それぞれのニーズに応えながら、臨機応変にサポートしていく形で試行錯誤を重ねています。

春に実施した卒業生との聞き取りの中で、大学3年生になる卒業生2名からリクエストのあった「面接のアドバイス」について、コアチャリティとしてご支援いただいているモルガン・スタンレーさんにご協力いただき、プログラムを組んでいただくことができました。

インターンシップや就職活動を見据え、「面接する側は学生に何を求めているのか知りたい」「面接の経験がほとんどないので、経験豊富な方からアドバイスをもらいながらイメージを膨らませたい」という声にお答えいただき、感染症対策を行った上で、1時間のワークショップを対面で行うことができました。

面接経験の豊富な6名のボランティアのみなさまから、面接官として何を見ているのか、何を重視するのかなどの紹介をいただいたのち、グループに分かれ、卒業生が実際に疑問に思っていることをざっくばらんに相談したり、自分の強みを実際に口に出してまとめてみる機会をいただきました。

ボランティアさんの声

「私が面接官として見るのは、知識があるか、優秀かどうかではなく、仲間として迎えたいか、パッションがあるのか、元気があるかなど、人としての中身の部分。面接中は自分らしさを引き出せるように話をしていくので、2人も、見た目や難しい単語を使えるかどうかなどは気にせず、伝えたいことを自分らしい方法で伝えてほしいです。」

「人間同士なので、第一印象はやはり大事。参加してくれた2人は、しっかり話す相手の目を見て話すことができ、自分の言葉で伝えたい気持ちが伝わってきました。場数を踏むことも大事なので、今後も模擬面接やカジュアルな相談でも、ぜひ気軽にお声がけしてほしいです。応援しています。」

卒業生の声

「考えがまとまっていない状態で話してしまって、もたついてしまうことが多いので心配だったけれども、伝えたいことを一生懸命伝えることの方が大事と聞いて少し安心しました。また、インターンシップなどを通して、自分が働きたい場所、人たち、業界のイメージが持ちやすくなると聞いて、いろいろな種類のインターンシップに早速応募してみようと思いました。」

「面接は、こちらが評価される側だと思っていたけれど、私自身が一緒に働きたい人や場所を選ぶ機会でもあるということを知り、とても印象に残りました。また、落とされることが怖くて挑戦しないこともあったけれど、自分らしく面接ができた時に出会えるご縁があるという話や、50社くらい就職面接の応募を出したという話も聞いて、私も挑戦してみようと思いました。今までの経験や感じたことも、全てが繋がっているとアドバイスを受けたので、もう一度自分の大事にしていることをストーリーとして話せるよう振り返ってみます。」

また、モルガン・スタンレーさんに、社会人や新大学生になった卒業生たちに、力強いメッセージを添えた本をプレゼントしていただきました。卒業生用図書として、ぜひ今後もたくさんの卒業生たちに手に取って欲しいと思います。

卒業生の声

「コメントが添えてあるので、読んでみようという気になります。」

「自分では読まないような本もありましたが、いろいろなきっかけが詰まっていそうなので、いいタイミングを探してオープンな気持ちで読んでみたいと思います。」

ボランティアさんの声

「社会に出られて、仕事や私生活で忙しくなろうかと思います。自分の社会人人生を振り返ると、日々の生活に没頭するとき、これまで持っていた理想や夢は忘れられがちになる様に思われます。生きる上で大切な大きな視点を忘れないために、そして信念を貫く自分を鼓舞するために、この一冊を手に取られてはいかがでしょうか?」