卒業生プログラム

2022年9月卒業生プログラムレポート

積極的にみらいの森を活用してくれている、現在就職活動中の大学3年生2名のリクエストにお応えし、6月に引き続きモルガン・スタンレーさんにご協力いただき、自己PRや自分の強み探しのセッションを行いました。また、転職を間近に控えた卒業生も1名参加し、それぞれの悩みや質問を和気藹々とした雰囲気の中でお話しし、アドバイスをいただきました。

さらには、今までの多大なご支援の御礼を、田村社長に直接お伝えさせていただく大変貴重な機会もいただきました。3人ともとても緊張してそれぞれのみらいの森についてのコメントを述べましたが、とてもフレンドリーにご対応いただきました。

「みらいの森の体験を通して身についたことは、3年間継続して参加したリーダー実習プログラムから得た、リーダージップです。高校3年生の年にリーダーの役割を担うことになり、最初は先輩たちのリーダー像を目指そうとしましたが難しく、自分にあったリーダーシップをとることが大切だということに、プログラムを通して気がつくことができました。

また、卒業生プログラムなどを通して、退所後もみらいの森のメンバーやサポーターのみなさんと集まれることで、色々な方から、物事を多角的に考えられるようアドバイスをもらえていることにありがたさを感じています。また、その空間が自分たちにとっての居場所の1つになっています。」

「みらいの森で、様々な人と一緒にアウトドアで活動することで、本当にたくさんのことを学ぶことができました。リーダー実習プログラムのメンバーと一緒に、チームワーク、コミュニケーション、自分の得意不得意などを学べた機会は、みらいの森がなければ得られない体験でした。また、アウトドア体験を通して、自然の中で自分を見つめ直したり、気持ちを切り替えるストレス解消になると実感し、卒業後も個人的に自然の中で過ごす時間を作っています。

みらいの森は、私にとっていつも見守ってくれている存在です。これからも、みらいの森の活動に参加し、児童養護施設にいる子どもたちと一緒に活動し、いろいろお手伝いをしていきたいです。」

「以前は自分から自発的には行動することはあまりありませんでしたが、みらいの森での経験を通して、自分から動かなければ何も始まらない、意味がないということを学びました。また、リーダー実習プログラムや卒業生プログラムを通して、人は縁で繋がっているということを知ることができました。」

また、就職活動の一環として、銀行に興味を持ち、経験者とお話しさせてほしいというリクエストにもお応えいただき、銀行勤務経験などがある5人ものボランティアさんとざっくばらんにご相談させていただく機会もいただきました。

卒業生の声

「ボランティアの方といろいろ話をして、いろいろな質問をしてもらう中で、実は自分の中にしっかり軸があることに気がつかされました。1人では気づくことができなかったので、これをもとに、しっかりと自分の強みや興味のあることを具体化させていきたいです。」

「信頼される人になるために大切なことはなんだと思いますかと質問したところ、口を揃えて「約束を守る人」というのが、遅刻をよくしてしまう自分として、心に響きました。当たり前のことだけども、やはり大切なんだと実感しました。また、大企業の社長さんとお話ししたのは緊張しましたが、滅多にない機会なので、とても貴重な体験になりました。」

ボランティアさんの声

「初めて高校生の時に会社に訪問してくれた時、その後大学生の時のオンラインキャリアセッション、今年の6月の面接準備、そして今回の面接準備、毎回少しずつ成長していて、今では私自分の考えや意見を相手にしっかり伝えられて素敵だなと思います。」

また、転職を考えつつ、生活を立て直すきっかけを模索している卒業生とは、zoomでのチェックインに加え、ランチを食べながら実際にお話をしました。家を探すのが先なのか、職探しが先なのか、自分のスキルで働ける業種は何なのか、優先順位を決めながら理想の生活に持っていく考え方や方法を模索しているようですが、気軽にお話しできる大人・ネットワークとして今後もみらいの森を活用してほしいです。