日付: 2022年8月25日
場所: 東京都 　　参加者：高校生4名

プログラム:

　　　長年にわたり、活動報告書のデザインなどでご支援いただいているゲンスラーに企業訪問の機会をいただき、高校生たちとオフィスを訪問してきました。業界や会社の説明では現在行われているプロジェクトの例などを見せていただき、ロゴやインテリアだけでなく、建物全体や空間など、様々な個所と分野でデザインが使われていることを教わりました。また、人や作業の流れも考え、使いやすさや心地よさを追求することもインテリアデザインの大切な一部だと学びました。

　　　オフィスのツアーでは、あちこちに違う形のいすや机などがあり、様々な姿勢や雰囲気で作業ができるようにデザインされていました。とても開放的なミーティングスペースやインテリアに使われる材料のサンプルが大量に保管されているライブラリーも見せていただきました。最初のアイディアから納入後の評価まで、デザインの仕事として幅広く関わっていて、長期に渡るプロジェクトも多くあり、複雑なプロジェクトではマネージメントがとても重要だとお話ししてくれました。

　　　ツアーの後、デザイン案を視覚化するために実際に使っているソフトウェアで、インテリアの3Dモデルを作るワークショップを用意していただきました。まずは自分が作りたいインテリアを想像したり、ネットでイメージに近い画像を見つけてきたりし、ソフトウェア上で、家具や小物などを置いていくのですが、高校生たちはソフトウェアの使い方にもすぐに慣れ、さまざまな家具や配置などを試しながら、時間いっぱいになるまで楽しんでいました。

　　　高校生たちからのコメントでは、日常生活のあらゆるところでデザインが関わっていることや、とても多くの人と関わりながら「チーム」として働いていることを知ったと話してくれ、この業界のことや働くことに関してさらに具体的なイメージが持てたのではないかと思います。ゲンスラーの皆様、お忙しい中、有意義な時間と体験を提供していただき、誠にありがとうございました。