日付: 2024年1月5日~7日
場所: 大分県別府

　　新年最初のプログラムは、夏の終わりごろから企画していたLITプロジェクトで、大分県への観光旅行でした。リーダーの「魚を釣ってさばいて食べたい」という思いを、メンバーの「飛行機に乗ってみたい」「有名な温泉に行ってみたい」などの目的と合わせ、ホテル担当、飛行機担当、当日の移動担当など、それぞれ責任を持って準備してきました。出発の日の朝に羽田空港に集合し、飛行機で大分空港へ移動した後、ホテルに荷物を置いてから、観光名所である別府地獄めぐりを楽しみました。そして、夕食をおなか一杯になるまで楽しんだ後は、ホテルに戻り、温泉に浸かり、のんびりとした時間を過ごしました。

　　2日目の午前中は予定していた釣りに行けなくなったため、代わりにみんなで水族館に行く予定でしたが、帰りの飛行機の便が欠航になったとの情報がはいったため、急遽新しい交通手段を手配する作業を行いました。様々な方法や値段を調べたり、会社に問い合わせてみたりと、それぞれのメンバーがリーダーから割り振られた作業をこなしながら、なんとか全員分の特急と新幹線を予約することができました。午後は自由行動として、水族館や温泉、名所めぐりなど、各々がやりたいことを楽しみました。3日目は移動手段が変わったためにあまり時間が取れず、駅の周りでお土産を買った後、特急と新幹線を乗り継いで関東へと戻りました。年明けの連休ともあり、電車は満席で座席はバラバラになってしまいましたが、無事東京駅まで着き、解散となりました。

　　今回のプロジェクトでは、当初企画していたアクティビティーが直前にキャンセルとなり、急いで別の案を考えたり、連休でレストランが混んでいたため別の場所を探したり、予約していた便が欠航となったため新しい移動手段を探したりと、様々な問題が発生しました。また、欠航などに伴った返金手続きや精算なども発生し、シンプルな「旅行」でも、とても複雑なプロジェクトになることが体験できたのではないかと思います。また、チームとしてもコミュニケーションやチームメンバーとしての責任感が足りないところが目立ち、話し合いや作業が進まないような場面もありました。多数のメンバーで物事を進める難しさも、リーダーだけでなくそれぞれのメンバーが感じることができる貴重な機会となりました。

　　また、今回のプロジェクトで初めての飛行機に乗ったメンバーもおり、予定していた名所を見ることができたり、夜はみんなでカードゲームをしたりと、最終的にはとても楽しい旅行となったようです。自分たちだけで企画・実行するこのような包括的なプロジェクトを体験することにより、今後の様々な状況で物事を「自分ごと」として捉え、日々の生活でも活かしていける学びを得られたのではないかと思います。