日付：2025年12月13日（土）
場所：東京都御岳
参加者：キャンパー17名、LIT 3名、卒業生2名、引率職員4名、みらいの森スタッフ9名
物品寄付＆プロボノパートナー：Costco、Build+、Cartier、Robert Half

先週土曜日は毎年恒例の自然つながりのクリスマスプログラムを御岳で開催しました。澄んだ冬の空気の中、3つの児童養護施設から集まったキャンパーたちとともに、あたたかく心に残る1日となりました。

プログラムはいつも通りオリエンテーションから始まり、1日の流れの説明と参加者全員の自己紹介を行いました。今回のクリスマスプログラムは特別で、卒業生が「サンタクロース」として参加してくれました。彼らの存在は、キャンパーやリーダー実習生（LIT）にとって、みらいの森は施設を卒園した後もコミュニティの一員として、居場所の1つとしてとして繋がれる場所である、」という大切なメッセージを伝えるものとなりました。チーム分けを終えた後、各チームでリーダーを選び、「スターレインディアチーム」、「クリスマスローズチーム」、「ホーホーホーチーム」など、個性あふれるチーム名を決めました。その後、世界のクリスマス文化に関するクイズでアイスブレイクを行いました。

続いて午前のアクティビティとして、さまざまな国のクリスマス習慣を紹介するビンゴゲームを実施しました。ビンゴを完成させるために、キャンパーたちは部屋中を歩き回り、新しい人や顔なじみの人にインタビューを行いました。たとえば、「フランス語で『メリークリスマス』が言える人」、「今年アドベントカレンダーを持っている人」、「サンタさんのためにクッキーとミルクを準備する人」などを探しました。多国籍なスタッフが集まるみらいの森ならではの、世界や人の多様性を楽しく学べる時間となりました。

その後、多摩川沿いでお弁当を楽しみ、冬の日差しの中、それぞれが心地よい場所を見つけて昼食をとりました。

午後は「贈る気持ち」をテーマにしたクリスマスクラフトの時間です。クリスマスはプレゼントを受け取るだけでなく、言葉や行動、手作りの作品を通じて「あげる」ことも大切だという考えを改めて共有しました。松ぼっくり、木のメダル、リボン、シール、ペン、グルーガン、動く目玉など、たくさんの素材を用意し、子どもたちは自由な発想で作品を作りました。立体カードやクリスマスツリーの飾り、部屋の飾り、施設に飾るオーナメントなど、どれも個性あふれる作品になりました。。友だちやLIT、職員、みらいの森スタッフと手作りのプレゼントを交換する姿がとても印象的でした。

プログラムの締めくくりとして、サンタクロース役の卒業生2名から、クリスマスのお菓子が詰まった特別なストッキングがキャンパー一人ひとりに手渡されました。プレゼントを受け取る前に、キャンパーたちは、この1年を振り返り、2026年に取り組みたい目標を発表しました。

「サマーキャンプの沢登りが、今年一番の楽しかった思い出です！」by キャンパー, 小学2年生

「来年は大事な受験があるので、行きたい学校に入れるように勉強をがんばりたいです。」by キャンパー, 中学1年生

「今年から漢字を習い始めました。来年はもっと上手に漢字を書けるようになりたいです。」by キャンパー, 小学1年生

「みらいの森でいろいろな国の人に出会って、来年は初めて海外に行ってみたいと思いました。」by 職員さん

プレゼントを受け取り、甘いお菓子で元気をチャージした後は、最後の振り返りの時間です。チームごとに、楽しかったこと、難しかったことを発表し、その後ジャーナルに記録し、クリスマスプログラム特別スタンプを受け取りました。

この特別な時間を実現するためにご支援くださった、すべてのサポーターの皆さまに心より感謝申し上げます。子どもたちにとって大切な思い出となる瞬間を、これからも一緒に創り続けていけることを楽しみにしています。

「クラフトの時間に、最初は何を作ればいいかわからなかったけど、最後には自分が作ったものを同じ施設の友だちにあげられて、とてもうれしかったです。」by キャンパー, 小学5年生

「ブラジルやオーストラリアでは、クリスマスが夏だと知ってびっくりしました。」by キャンパー, 小学6年生

「久しぶりに週末プログラムに参加しました。卒業生として参加できたことを誇りに思いますし、子どもたちと同じくらい楽しめました。」by 卒業生

「みらいの森は楽しいと子どもたちからたくさん聞いていましたが、今回引率職員として初めて参加し、スタッフのみなさんの元気で国際色豊かなエネルギーを実際に感じることができました。次は初めての宿泊でのスノープログラムですが、他の施設の職員さんとの交流も含め、楽しみです」

「みらいの森のおかげで、久しぶりに施設の卒業生に会うことができました。彼の成長を見ることができて、本当にうれしかったです。」by 職員さん