自然・つながりプログラム

2025年10月自然つながりプログラム: 牧場レポート with エイブリィ・デニソン

日付: 2025年10月11日
場所:  東京都八王子
参加者: キャンパー27名、引率職員10名、みらいの森スタッフ6名、スポンサーさん6名
ご協賛企業: エイブリィ・デニソンさま
プログラムパートナー: 磯沼牧場さま

秋の自然つながりプログラムの幕開けとして、4つの児童養護施設から約30名の子どもたちが、磯沼牧場とのコラボレーションで開催した牧場プログラムに参加しました。今回のプログラムは、毎年ご支援いただいているエイブリィ・デニソン様のご協賛により実現しました。当日は小雨が降っていましたが、子どもたちはしっかりとした雨具と前向きな気持ちで参加し、「中止じゃないの?」と驚く声もありながら、自然や動物と触れ合うにはぴったりの一日となりました。

このプログラムでは、子どもたちが普段なかなか馴染みのない動物たちと直接ふれあい、「牛乳がどのように私たちの食卓に届くのか」を学ぶことができました。磯沼牧場のような場所で食の大切さを実感し、食べ物の背景にある命や人の働きを感じる貴重な機会となりました。午前中はオリエンテーションとチームビルディングから始まり、チーム名とリーダーを決めました。新しいキャンパーとリピーターが混ざり合う中、経験者の子どもたちが初めての子たちをサポートしながら一緒に活動する姿が印象的でした。

その後、いよいよこの日のハイライトの1つである「乳しぼり体験」をしました!磯沼さんから、牛たちがどのように大切に育てられているか、アニマルウェルフェアの観点から丁寧にお話をしていただきました。子どもたちは順番に乳しぼりを体験し、「牛乳がどこから来るのか」を学ぶことができました。チームごとに、子牛をなでる・大きな牛にエサをあげる・名前を覚えるなどの「チームチャレンジ」も行いました。最初は怖がっていた子も、仲間の応援を受けて少しずつ挑戦し、ほとんどの参加者が全てのチャレンジを達成することができました。

お昼は、磯沼牧場特製のあたたかいコーンスープと新鮮なヨーグルトのランチを頂きました。午前の活動後にぴったりの、心温まるごちそうでした。午後は、「牛乳が食卓に届くまで」というテーマのミステリーにチームで挑戦しまししました!各チームが調べたことを発表し、スピーチやイラストを使って発表しました。調べている最中、磯沼さんに積極的に質問する子どもたちの姿も見られました。

自由時間には、それぞれ好きな活動を選びました。牛にエサをあげたり、子牛をなでたり、ボランティアさんや他のチームの仲間とおしゃべりしたりと、思い思いの時間を過ごしました。最後の振り返りの時間では、学んだことや印象に残ったこと、次に挑戦したいことなどをチームで発表しました。

「生まれて初めて牧場に来て、牛の大きさにびっくりしました。最初は怖かったけど、最後は撫でられて嬉しかったです。牛の舌がざらざらしていることも初めて知しました。」by キャンパー、小学4年生

「牛乳を飲むまでに、子牛が生まれて、子牛を育てて、温かいベッドを作ってあげて、などたくさん時間と手間がかかることを初めて知りました。これからもっと牛乳を大事に飲みます」by キャンパー、小学6年生

「私自身も乳搾り体験、バター作り体験は初めてで、キャンパーと一緒にたくさんのNEWそしてIMPACTな体験を共有できたのがよかったです。」by 職員さん

「牧場プログラムは2回目でしたが、前回と比べて天気や子どもたちが違って、また新しい体験でした。次のコラボレーションも楽しみです」 by スポンサーさん

今回のプログラムを支援してくださったエイブリィ・デニソン様、そして温かく子どもたちを迎えてくださった磯沼牧場の皆さまに、心より感謝申し上げます。雨の中でも笑顔あふれる一日となり、自然とのつながり、そして人と動物との関わりを改めて感じる素晴らしい機会となりました。