リーダー実習プログラム
2024年度高校生向け企業訪問プログラム:日本バイリーン株式会社
日付: 2024年11月4日
場所: 茨城県
様々な分野で活用されている不織布を製造している日本バイリーン株式会社さんから、工場訪問の機会をいただき、LIT生3人と卒業生4人で、茨城県古河市にある東京工場を訪問してきました。大きなセミナールームで自己紹介をした後、まずは工場の建物や仕事の説明、そしてそこで生産している商品や材料を、サンプルを見せていただきながら教わりました。続いて、会社の歴史やグループ会社の構成も説明していただき、世界中に工場や支社があることを学びました。
次に、ヘルメットやクリーンスーツを着用し、実際に機械が動いている工場内を特別に2か所見学させていただきました。1か所目は原材料から不織布を作り大きなロールにする機械で、材料の処理から布になるまでのすべての工程を見ることができました。2か所目はできあがった不織布をマスクに加工するラインで、機械がほぼ全自動でロール状の布を切り、形を整え、様々な部品を取り付けている様子を見ることができました。どちらの場所でも、従業員の方々がモニターを点検していたり、音が鳴った時にすぐに対応していたりと、とても慣れた様子で働いているところも見学することができました。
工場の食堂でランチをいただいた後、「安全道場」へ案内いただきました。ここは工場内の安全管理や従業員に対しての講習を行う場所で、機械に体の一部が巻き込まれたらどうなるかなどを模擬体験できる装置が置いてありました。LITと卒業生たちも実際に体験し、想像以上に強い機械の力や誤った使い方の危険性を感じることができました。次に3つのグループに分かれて、技術、試験、物流を担当する部署にそれぞれ見学しにいき、実際に従業員の方が普段行っている作業も体験させていただきました。物を作るためには、それをサポートするための様々な仕事と部署があり、そこで働く人たちも大勢いること改めて実感し、学ぶことができました。
最後に全員で振り返りを行い、1日の感想や、今後自分たちの次のステージや日頃の生活でも役立てていきたい学びを発表しました。今回の訪問プログラムには高校2年生から新社会人まで、幅広いメンバーが参加しましたが、多くの方々からのお話や様々な体験アクティビティーを用意していてくださり、個々に合った学びを得ることができました。日本バイリーン株式会社のみなさま、このような貴重な体験の場をご提供いただき、誠にありがとうございました。
「物流体験の時に、実際にバーコードを読んでラベルを貼る作業をやらせてもらいましたが、1つのミスがたくさんの人に影響を与えてしまうと実感しました。会社や工場の運営も壮大なプロジェクトだと捉えることができ、今後自分のプロジェクトでも参考にしたいと思います。」
「職業体験の時に、最初は何も知らなかったけど、私から質問をする必要がないくらいとてもわかりやすく説明をしていただきました。その方法がとても上手だったので、今後自分のコミュニケーション方法にも役立てたいと思いました。世の中には自分がまだまだ知らないことが多く、これからもいろいろなものに興味を持っていきたいと思います。」
「品質や安全の確認がいろいろな場所、方法、人たちによってしっかり行われているのが印象的でした。自身の生活の中で、チェックをし忘れて困ることが多くあるので、よく確認するということを習慣にしていきたいです。」